仕事や人間関係で大切なことは義を軽んじないことです。
特に大事にしたいことは、『金銭のこと』や『契約について』などが最重要にしなければいけません。口約束であっても契約ですし、少額であっても感謝と共に応えなければなりません。
立場が上の人ほど義を重んじる必要があります。
上の人が守るべき義を軽んじて、下の人に迷惑を掛けることは社会生活を送る上で決してやってはいけないことです。年齢や性別に関係なく義を軽んじれば、信が失なわれます。
信を失えば人間性の評価も下がり、人生のポジションが底に至ります。
人として大事なことは、仁・義・礼・智・信の五徳のみです。自分だけが良いと思う不仁や不義は、後に大きな損失となり、必ず自分自身に倍返しで戻ってきます。
生きる上で自分を守ることも確かに大事です。
しかし、自分を支える多くの人々を蔑ろにしては、誰も自分を支えてはくれなくなります。仁と義ということは、人としてなすべき当然の行為であり第一の徳目になるのです。
年老いてから孤独を感じ生きることほど、辛く寂しいことはありません。
年齢を重ねた分だけ徳を積み、若者に後を託して、共に酒を酌み交わす同志として支えられる人生こそ目標にして欲しい。