普段の何気ない生活の中で、心に思うことが人生の貧富を創るといいます。心という田畑に何を植えて行こうと考えるのか。思うということは『何かを植えること』になります。
その何かが将来、自分を豊かにする作物になるのかどうかは、心に植えた苗や種に因ります。「積み取らないこと」「枯れさせないこと」「腐らせないこと」を見つめ続けて怠らない限り育ちます。また、自分から田畑を見捨てない限り育ちます。すぐに育つ草花や時間を要する大樹は、これから耕すべき『心の田畑』で、それを手入れするのは自分の心しかありません。
古来より漢字には、現実、実現、結果、成果、忠実、実際、実績などがあり、それらが示すことが『心の田畑』『心の作物』『心の収穫』『心の富裕』を教え諭して、豊かな人生に導いているのです。
そして、これらを理解しない、理解できない教養の人生に豊作は見込めません。どれほどの人生を送れるのか、どれだけの意志を貫けるのかはすべて学問に通じ、謙虚に誤魔化さず偉ぶらず迷惑をかけず歩むことにあります。