日本の働き方が大きく変わろうとしているとメディアが騒ぎ始めています。1960年代後半の高度経済成長期では、モーレツに働くセールスマンが囃し立てられていました。会社の目標に程遠い時は、会社で寝泊まりをして仕事をこなす毎日でした。帰宅できるのは一週間に一度ということはザラにありました。何を生きがいそこまで働いていたのかと、今からは想像もつかないことでしょう。
政府は日本の成長を支えてきた日本の働き方を大きく変えようとしています。しかし、都内のある場所であまり好ましくない現象が起きているのです。
各駅周辺では多くの仕事を終えた会社員の方が夕方5時過ぎになれば帰宅をするために増加します。残業をさせない会社から追い出されるように、退社するサラリーマンは午後5時半を迎えるころに駅周辺の公園などにどんどん増殖します。
サラリーマンならぬ「フラリーマン」の登場です。
まっすぐ帰らずに缶ビールなどを飲んでフラフラしているのだ。漫画喫茶やゲームセンター、カラオケ店や家電量販店などで時間をつぶすスーツ姿の人もいるのです。これは、早く変える習慣に気持ちが追い付かないのだといいます。急に時間ができてやることを見つけられないサラリーマンがこのような行動をとっているのです。働くことで時間を費やしてきたサラリーマンにとって、自由な時間ができても何をしたらいいのか具体的にどうしたらその時間を有意義に使えるのかが分からないのです。
かつては考えられなかった『時間を持て余す』という時代なのです。
残業が減ったことは、幸せなのか不幸せなのか…。
時代が変わりはじめる中で、生産性の高い人々が時間を持て余していることは、誰も望んでいない結果を生むに違いない。
だからこそ、その時間を有効に使える自分探しを提案するのです。本当に人生でやりたかったことなどに挑戦できるチャンスだと考えると豊かさが生まれます。
受け身で流されることから流れが止まって投げ出される時代に生き残れるひとは、自ら生産性を高く価値あるものを社会へ示せるのだと思います。