原宿の竹下通りは厚着の中に少しでもおしゃれを意識したインナーを着込んでファッションを楽しむ女子と男子が行きかってますが、ここカミはらやウラはらでは既にアウターを脱ぎ捨てて春を意識したカジュアルなアイテムに身を包む若者が街を歩いていました。それを見る表参道《シャンゼリゼ通り》ヒルズのセレブは少し引き気味ながらモコモコのファーの下が既に夏でした。
さて、春と言えば卒業シ-ズンに涙する方が多くいますが、入学や入社など新たに交流が始まる季節でもあります。そんな新たにひとが人と出会うことで多くの可能性が生まれるものですが、その前に初対面同士できちんと行わなければならない挨拶があります。『自己紹介』です。世の中でいたるところで人々がはじめて出会う場面には欠かせない自己紹介は新たな門出には必ずあります。
はじめて対面するグループのメンバー、クラスのメンバーに自分をわかって貰うために「名前などの自己にコミットした情報をお知らせする機会」です。
自己紹介とは自己に関する情報提示です。簡単に言えば、自己に関係する情報を並べれば自己紹介になると一般的には思われているようです。
しかし、その情報だけでコミュニケーションが取れるほど相手があなたの中に入ってこれると想定するなら考えが甘すぎます。よって、その程度はわざわざ自己紹介にはなりません。よくあるwebサイトの企業紹介や代表紹介などもこれにあたります。
決定的に何かが抜けていると思いませんか。
自己紹介とは、他者からあなたへの最初の声かけをもたらすきっかけの『情報の種』なのです。つまり、前や最中が問題ではなく自己紹介が終わった後のあなたをはじめて知る人々にあなたが思う様な行動をとってもらうために存在します。ましてや第一印象で行うことですから一生の付き合いが始まるなら一生ものになるくらい重要なことなのです。多種多様な情報を用意して多くの人々のフックにかかる様に日頃からトレーニングすることをお勧めします。
➀知らない・➁知っている・➂出来る・④上手にできる・⑤感動するほど上手にできる。
➀➁➂は素人です。ビジネスにコミットされていません。④はスペシャリストに多くあり国家資格や免許などを有するひと達の領域です。ビジネスとして始められる領域です。⑤はプロフェッショナルとしてその道の匠といわれ、資格などでは言い表せない世界観を持った方々の領域で、一部では値段が付けられず一般にも理解を得られずプライスレスでボランティアになっていることもあります。
何かをはじめて何かを行い続けるならその道を究めることで
自己紹介に於いてのココロの開示ができるのかもしれません。